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BIGBANGの系譜を継ぐiKON(アイコン)からBOBBYがソロデビュー!「自分の声だけで満たさなければいけないのはプレッシャーでした」【インタビュー&撮りおろし】
2017年11月22日(水) 12:00配信
BIGBANGの系譜を継ぎ、日本ではいまやドームツアーを行うまでに成長した7人組ボーイズグループiKON(アイコン)のラッパーBOBBY(バビー)が、ついにソロアルバム『LOVE AND FALL』をリリース。
グループ活動にとどまらず、ラッパーとしては韓国のラップバトル番組『SHOW ME THE MONEY 3』でアンダーグラウンド界の実力派をなぎ倒し見事に優勝。彼の後を追い、次シーズンの同番組で準優勝に輝いたWINNERのラッパーMINOとユニットMOBB(モブ)を結成するなど、さまざまな形態で音楽活動を行ってきた。そんな彼のソロアルバムは、NY仕込みのラップスキルを炸裂させたハードなヒップホップ作かと思いきや、自身のボーカルが彩るポップな仕上がりの作品となった。(インタビュー&文:坂本ゆかり 撮影:コザイリサ)
BOBBY
BOBBY
>BOBBYの写真をもっと見る(全7枚)
ソロアルバムは、予定していたものじゃなかった
―初のソロ活動の手ごたえを教えてください。
4分という曲を自分の声だけで満たさなければいけないというのはプレッシャーでしたけど、すごく大きなチャレンジであり、貴重で価値あるチャンスだと思いました。頑張らなきゃって気持ちも大きかったけど、全力を出し切ることができました。自分のやりたいことは全部挑戦して、やり切ったと思えます。とにかく、すごく楽しかった!
―ソロデビューを実感したのはどんなときでしたか。
ソロアルバム『LOVEAND FALL』
ソロアルバム『LOVEAND FALL』
CDとして形になったのを見たときですね。うれしかったし、達成感がありました。ソロ活動は、ずっとやりたいと思っていたこと。だってソロって、僕だけの音楽世界を表現できるってことだから。
―いつ頃から準備していたのですか。
ソロアルバムのリリース日が決まっていて、そこに向かって曲を作っていったわけじゃないんです。曲は2年ほど前から趣味でずっと作っていて、最初に作ったのが、「RUNAWAY」でした。そうやってできたものを事務所(YG ENTERTAINMENT)のヤン会長(YG代表プロデューサー)に聴いてもらっていたのですが、認めていただけたみたいで、急遽ソロアルバムを出すことになって。この2年の間に作った曲を集めて仕上げた感じなんです。
―ヤン会長に「ソロアルバム、出してみる?」って言われたのは、いつだったのですか?
韓国リリースが9月だったのですが、その4ヵ月くらい前かな……。全部を録りなおす時間はないから、ボーカルを入れ直したり、トラックを修正したりって作業をして。でも、その作業中にiKONの『NEW KIDS : BEGIN』の活動や、日本での『iKON JAPAN DOME TOUR 2017』もあって、大変でした(笑)。
『I LOVE YOU』のテーマは恋人同士の倦怠期
―アルバムタイトル『LOVE AND FALL』には、どんな意味があるのでしょう。“FALL”にはいろいろな意味がありそうですよね。
そうですね。“LOVE”はそのまま、愛という意味で、“FALL”には3つの意味があるんです。1つ目は、“秋”。2つ目は、気分のアップダウンの“落ちる”。恋人と別れてどん底の気分になるとか。そして3つ目は、“FALL IN LOVE”の“落ちる”という意味です。愛に、これら3つの“FALL”という意味を持たせると、いろいろな解釈ができると思って。
―“FALL”の1つ目の意味は秋ということですが、日本では秋に、“芸術の秋”とか、“食欲の秋”とか、枕詞を付けるのですが、BOBBYさんにとって秋はどんな季節?
う~ん、特につけるような枕詞はないけど……。でもツアーも終わったし、年末に向けて忙しくなる前のちょっとだけ休める時期なので、“小休止の秋”って感じかな。
―2つ目の意味の気分がダウン。最近、気分が落ちるできごと、ありましたか?
忙しくて寝不足なので、気分がダウンしています(笑)。
―3つ目の“FALL IN LOVE”。最近の“FALL IN LOVE”の経験は?
僕の恋人は、常に睡眠です。いっぱい寝るのが好き(笑)。
―(笑)。では、楽曲についていろいろきいていきたいと思います。リード曲『I LOVE YOU』は、トロピカルサウンドが取り入れられた軽快なナンバー。ハードなiKONの曲とはぜんぜん違うイメージですね。
ソロでは自分のイメージを変えたいというより、「BOBBYにはこんな面もあるんだ」っていうもうひとつのイメージを加えたいと思って、あえてiKONとは違う曲調にしました。
―iKONではラップを担当していますが、ソロ作では、ボーカルがとても魅力的です。客観的に、自分はどんなボーカリストだと思いますか。
ハスキーな声が特徴なんじゃないかな? 男らしい声だと思います。ラップだけじゃなくて、歌もずっとやってみたいことだったので、今回こうやって自分の歌が歌えたという満足感があります。
―『I LOVE YOU』は、恋人同士の倦怠期がテーマになっていますよね。
はい。web漫画からインスピレーションを受けて作った曲です。“愛し合っていた恋人同士でも、慣れていくと亀裂が入っていくんだな”ってことがすごく共感できて。自分の想像力をそこに加味して作りました。
―慣れないように、新鮮な関係でいるためにはどうするべきだと思いますか?
う~ん、そんな状況になったらどうしたらいいのか想像できないなぁ。その場にならないと、わからないです。
―曲調は明るくて軽快だけど、歌詞の内容がすごく悲しい曲ですよね。
そうです。歌詞の内容は悲しいけれど、『I LOVE YOU』っていう希望を感じるタイトルなんです。そのギャップが印象に残るんじゃないかと思って。歌詞を読んで、ちょっとビックリしてもらうのが狙いです。
―ミュージックビデオも爽やかですね。
すごく暑かったし、寝る時間も少なくて、大変だったんですよ。でも。L.Aにまで撮影に行けたのは大事な経験ですよね。遊ぶ時間はなかったけど、プールに入れたし、すべての瞬間が楽しかったです。
『RUNAWAY』MVには、僕の最愛の人が登場しています
―そしてもう1曲、日本語バージョンになったのが、初自作曲だという『RUNAWAY』です。
金曜日の夜、仕事が終わって家に帰る途中に車の中から外を見ると、同世代の若者たちが楽しく時間を過ごしている姿が見えたんです。“僕はなんで彼らのように楽しい時間を過ごして、いい思い出を作ることができないんだろう?”って思ったことがヒントになりました。
―スターの孤独ですね。
いやいや、僕はスターじゃありません(笑)。
―今、スターである日々から逃げ出したら、どこに行きたい?
自分の家のベッド(笑)。睡眠の何がいいって、寝てるときには何も考えなくていいってところです。だから一番好き。
―BOBBYさんの脳内って、睡眠が占める割合が多いですね(笑)。
全体の、30%ぐらいが睡眠かな(笑)。でも、一番大きく締めているのは、“幸せを探す”ってことです。
―その幸せって何ですか。
家族と一緒にいること、そして自分がやりたいことができるってこと。だから今、幸せです、とても(笑)。
―『RUNAWAY』のMVに“くまのプーさん”の人形が出てきますが、あれは、BOBBYさんの私物だそうですね。
そうです、そうです! 僕のプーです! 僕が生まれたときから、ずっとそばにいるので、分身みたいな感じ。子どものころからずっとプーは生命を持って生きていると信じていて(笑)。この子には、みなさんも知っている“くまのプーさん”って名前があるじゃないですか。でも僕にとってプーっていうのは、ぬいぐるみやキャラクターの名前じゃなくて、“僕の友だちのプー”なんです。
―生まれた時から一緒ということですが、ご両親のプレゼントですか?
元々は、両親が兄に買ってあげたものなんです。兄が僕が生まれた時に、譲ってくれました。それからずっと一緒だから、すごく痩せちゃって(笑)。ヘアカットもしてあげたんです。もちろんその後、切った毛は伸びてこなくて(笑)。
―話しかけたりするの?
たまに(笑)。子どもがぬいぐるみに話しかけたりするじゃないですか。そんな感じで、悩みを打ち明けたりしています。
―こうやって海外に来るとき、連れて来ないんですか?
3、4年前までは連れて歩いていたんですけれど、外に持っていくと失くしちゃうかもしれないし、誰かに連れていかれちゃうかもしれない。心配なので今は家でお留守番をしています。
―誘拐されたら困るよね。
そうですよ。そんなことになったら一大事! 身代金を要求されたら、いくらだって応じちゃうと思います(笑)。
一番大事なのは、iKON。僕の職業はiKONのラッパーです
―『UP (Feat. MINO) 』はWINNERのMINOさんとの共作ですが、MOBB名義にしなかったのは、なぜですか?
曲ができたのがMOBBの活動の後だったので……。どうしようかって相談して、僕のアルバムに入れることになりました。この曲もソロアルバムのために作ったというわけじゃなくて、音楽をかけながら一緒に話をしているときに、「曲でも作ろうか」ってことになって出来上がりました。
―この曲も、スターの生活がテーマですね。
『RUNAWAY』の孤独とは逆で、スターだからこそのいいところを表現しています。
―MINOさんは、BOBBYさんにとってどういう存在ですか。
会社の同僚という以上に、すごく仲のいいアニキ。いつでも電話で悩みや相談ができる存在です。ラッパー同士だからっていうより、性格もすごく似ていて。好きなものや興味を持っているものも似てるし、笑いのツボも一緒みたい(笑)。
―そして『SECRET (Feat. DK, KATIE) 』には、女性ボーカルのKATIEさんと、iKONのDKさんがボーカリストとしてフィーチャーされています。なぜメンバーを起用したのでしょう。
最初は、メンバーに歌ってもらおうとは思ってなかったんです。iKONの活動をしながら制作していたので、ずっとメンバーたちと一緒にいるじゃないですか。毎日DKさんの声を聴いていたから、自然とDKさんの声に合う曲になっちゃって。無意識の意識というか……。これはもう、歌ってもらうしかないってことに(笑)。DKさんの声にKATIEさんの声が交わったらもっとステキな曲になると思って、2人に参加してもらいました。
―ちょっと浮遊感のある不思議な曲に、DKさんとKATIEさんの声がすごく合ってますね。
はい、この曲は僕が歌うより、DKさんの綺麗な声が乗った方が絶対にいいと思ったし、DKさんも自分の声に合う曲だと思ってくれているみたい。DKさんはすごくリズム感があって、綺麗だけど優しい声、でも弱くないんです。そういうボーカリストだと思います。僕もDKさんも、仕上がりに大満足しています。
―ソロアルバムを作っているとき、iKONメンバーにアドバイスを求めたりするのですか?
完成作を聴いて意見を求めるっていうより、作っている途中に意見をもらうことが多いですね。特に、JAYさんが冷静にアドバイスしてくれるんです。「このメロディーは、ここではちょっと違うんじゃない?」とか、「これは丁度いいね」とか。
―BOBBYさん自身は、アルバムの中で一番好きな曲に『FIREWORK』を挙げていましたが、どういうところが気に入っているのですか。
ビートがロマンチックだけど強い部分もあって。メロディーラインも僕の好きな感じなんです。
―自分で歌う曲を自分が作るっていうのは、歌いやすいってことですよね。
そうです、そうなんです。だから、これからも機会があれば、またやってみたいと思っています。
―ラッパー、シンガー、ソングライター、プロデューサー、アイドル、アーティスト、BOBBYさんにはたくさんの肩書がありますね。
そうですね。でも、僕が今一番大事だと思っているのはiKONなので、職業が何かと聞かれたらiKONのラッパーだと答えます。
―では、21歳の青年、キム・ジウォン(BOBBYの本名)はどんな男の子?
幸せになりたい子。寝ることが大好きで、お父さんとお母さんに会いたい、そんな21歳の普通の男の子です(笑)。
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BIGBANGの系譜を継ぐiKON(アイコン)からBOBBYがソロデビュー!「自分の声だけで満たさなければいけないのはプレッシャーでした」【インタビュー&撮りおろし】
2017年11月22日(水) 12:00配信
BIGBANGの系譜を継ぎ、日本ではいまやドームツアーを行うまでに成長した7人組ボーイズグループiKON(アイコン)のラッパーBOBBY(バビー)が、ついにソロアルバム『LOVE AND FALL』をリリース。
グループ活動にとどまらず、ラッパーとしては韓国のラップバトル番組『SHOW ME THE MONEY 3』でアンダーグラウンド界の実力派をなぎ倒し見事に優勝。彼の後を追い、次シーズンの同番組で準優勝に輝いたWINNERのラッパーMINOとユニットMOBB(モブ)を結成するなど、さまざまな形態で音楽活動を行ってきた。そんな彼のソロアルバムは、NY仕込みのラップスキルを炸裂させたハードなヒップホップ作かと思いきや、自身のボーカルが彩るポップな仕上がりの作品となった。(インタビュー&文:坂本ゆかり 撮影:コザイリサ)
BOBBY
BOBBY
>BOBBYの写真をもっと見る(全7枚)
ソロアルバムは、予定していたものじゃなかった
―初のソロ活動の手ごたえを教えてください。
4分という曲を自分の声だけで満たさなければいけないというのはプレッシャーでしたけど、すごく大きなチャレンジであり、貴重で価値あるチャンスだと思いました。頑張らなきゃって気持ちも大きかったけど、全力を出し切ることができました。自分のやりたいことは全部挑戦して、やり切ったと思えます。とにかく、すごく楽しかった!
―ソロデビューを実感したのはどんなときでしたか。
ソロアルバム『LOVEAND FALL』
ソロアルバム『LOVEAND FALL』
CDとして形になったのを見たときですね。うれしかったし、達成感がありました。ソロ活動は、ずっとやりたいと思っていたこと。だってソロって、僕だけの音楽世界を表現できるってことだから。
―いつ頃から準備していたのですか。
ソロアルバムのリリース日が決まっていて、そこに向かって曲を作っていったわけじゃないんです。曲は2年ほど前から趣味でずっと作っていて、最初に作ったのが、「RUNAWAY」でした。そうやってできたものを事務所(YG ENTERTAINMENT)のヤン会長(YG代表プロデューサー)に聴いてもらっていたのですが、認めていただけたみたいで、急遽ソロアルバムを出すことになって。この2年の間に作った曲を集めて仕上げた感じなんです。
―ヤン会長に「ソロアルバム、出してみる?」って言われたのは、いつだったのですか?
韓国リリースが9月だったのですが、その4ヵ月くらい前かな……。全部を録りなおす時間はないから、ボーカルを入れ直したり、トラックを修正したりって作業をして。でも、その作業中にiKONの『NEW KIDS : BEGIN』の活動や、日本での『iKON JAPAN DOME TOUR 2017』もあって、大変でした(笑)。
『I LOVE YOU』のテーマは恋人同士の倦怠期
―アルバムタイトル『LOVE AND FALL』には、どんな意味があるのでしょう。“FALL”にはいろいろな意味がありそうですよね。
そうですね。“LOVE”はそのまま、愛という意味で、“FALL”には3つの意味があるんです。1つ目は、“秋”。2つ目は、気分のアップダウンの“落ちる”。恋人と別れてどん底の気分になるとか。そして3つ目は、“FALL IN LOVE”の“落ちる”という意味です。愛に、これら3つの“FALL”という意味を持たせると、いろいろな解釈ができると思って。
―“FALL”の1つ目の意味は秋ということですが、日本では秋に、“芸術の秋”とか、“食欲の秋”とか、枕詞を付けるのですが、BOBBYさんにとって秋はどんな季節?
う~ん、特につけるような枕詞はないけど……。でもツアーも終わったし、年末に向けて忙しくなる前のちょっとだけ休める時期なので、“小休止の秋”って感じかな。
―2つ目の意味の気分がダウン。最近、気分が落ちるできごと、ありましたか?
忙しくて寝不足なので、気分がダウンしています(笑)。
―3つ目の“FALL IN LOVE”。最近の“FALL IN LOVE”の経験は?
僕の恋人は、常に睡眠です。いっぱい寝るのが好き(笑)。
―(笑)。では、楽曲についていろいろきいていきたいと思います。リード曲『I LOVE YOU』は、トロピカルサウンドが取り入れられた軽快なナンバー。ハードなiKONの曲とはぜんぜん違うイメージですね。
ソロでは自分のイメージを変えたいというより、「BOBBYにはこんな面もあるんだ」っていうもうひとつのイメージを加えたいと思って、あえてiKONとは違う曲調にしました。
―iKONではラップを担当していますが、ソロ作では、ボーカルがとても魅力的です。客観的に、自分はどんなボーカリストだと思いますか。
ハスキーな声が特徴なんじゃないかな? 男らしい声だと思います。ラップだけじゃなくて、歌もずっとやってみたいことだったので、今回こうやって自分の歌が歌えたという満足感があります。
―『I LOVE YOU』は、恋人同士の倦怠期がテーマになっていますよね。
はい。web漫画からインスピレーションを受けて作った曲です。“愛し合っていた恋人同士でも、慣れていくと亀裂が入っていくんだな”ってことがすごく共感できて。自分の想像力をそこに加味して作りました。
―慣れないように、新鮮な関係でいるためにはどうするべきだと思いますか?
う~ん、そんな状況になったらどうしたらいいのか想像できないなぁ。その場にならないと、わからないです。
―曲調は明るくて軽快だけど、歌詞の内容がすごく悲しい曲ですよね。
そうです。歌詞の内容は悲しいけれど、『I LOVE YOU』っていう希望を感じるタイトルなんです。そのギャップが印象に残るんじゃないかと思って。歌詞を読んで、ちょっとビックリしてもらうのが狙いです。
―ミュージックビデオも爽やかですね。
すごく暑かったし、寝る時間も少なくて、大変だったんですよ。でも。L.Aにまで撮影に行けたのは大事な経験ですよね。遊ぶ時間はなかったけど、プールに入れたし、すべての瞬間が楽しかったです。
『RUNAWAY』MVには、僕の最愛の人が登場しています
―そしてもう1曲、日本語バージョンになったのが、初自作曲だという『RUNAWAY』です。
金曜日の夜、仕事が終わって家に帰る途中に車の中から外を見ると、同世代の若者たちが楽しく時間を過ごしている姿が見えたんです。“僕はなんで彼らのように楽しい時間を過ごして、いい思い出を作ることができないんだろう?”って思ったことがヒントになりました。
―スターの孤独ですね。
いやいや、僕はスターじゃありません(笑)。
―今、スターである日々から逃げ出したら、どこに行きたい?
自分の家のベッド(笑)。睡眠の何がいいって、寝てるときには何も考えなくていいってところです。だから一番好き。
―BOBBYさんの脳内って、睡眠が占める割合が多いですね(笑)。
全体の、30%ぐらいが睡眠かな(笑)。でも、一番大きく締めているのは、“幸せを探す”ってことです。
―その幸せって何ですか。
家族と一緒にいること、そして自分がやりたいことができるってこと。だから今、幸せです、とても(笑)。
―『RUNAWAY』のMVに“くまのプーさん”の人形が出てきますが、あれは、BOBBYさんの私物だそうですね。
そうです、そうです! 僕のプーです! 僕が生まれたときから、ずっとそばにいるので、分身みたいな感じ。子どものころからずっとプーは生命を持って生きていると信じていて(笑)。この子には、みなさんも知っている“くまのプーさん”って名前があるじゃないですか。でも僕にとってプーっていうのは、ぬいぐるみやキャラクターの名前じゃなくて、“僕の友だちのプー”なんです。
―生まれた時から一緒ということですが、ご両親のプレゼントですか?
元々は、両親が兄に買ってあげたものなんです。兄が僕が生まれた時に、譲ってくれました。それからずっと一緒だから、すごく痩せちゃって(笑)。ヘアカットもしてあげたんです。もちろんその後、切った毛は伸びてこなくて(笑)。
―話しかけたりするの?
たまに(笑)。子どもがぬいぐるみに話しかけたりするじゃないですか。そんな感じで、悩みを打ち明けたりしています。
―こうやって海外に来るとき、連れて来ないんですか?
3、4年前までは連れて歩いていたんですけれど、外に持っていくと失くしちゃうかもしれないし、誰かに連れていかれちゃうかもしれない。心配なので今は家でお留守番をしています。
―誘拐されたら困るよね。
そうですよ。そんなことになったら一大事! 身代金を要求されたら、いくらだって応じちゃうと思います(笑)。
一番大事なのは、iKON。僕の職業はiKONのラッパーです
―『UP (Feat. MINO) 』はWINNERのMINOさんとの共作ですが、MOBB名義にしなかったのは、なぜですか?
曲ができたのがMOBBの活動の後だったので……。どうしようかって相談して、僕のアルバムに入れることになりました。この曲もソロアルバムのために作ったというわけじゃなくて、音楽をかけながら一緒に話をしているときに、「曲でも作ろうか」ってことになって出来上がりました。
―この曲も、スターの生活がテーマですね。
『RUNAWAY』の孤独とは逆で、スターだからこそのいいところを表現しています。
―MINOさんは、BOBBYさんにとってどういう存在ですか。
会社の同僚という以上に、すごく仲のいいアニキ。いつでも電話で悩みや相談ができる存在です。ラッパー同士だからっていうより、性格もすごく似ていて。好きなものや興味を持っているものも似てるし、笑いのツボも一緒みたい(笑)。
―そして『SECRET (Feat. DK, KATIE) 』には、女性ボーカルのKATIEさんと、iKONのDKさんがボーカリストとしてフィーチャーされています。なぜメンバーを起用したのでしょう。
最初は、メンバーに歌ってもらおうとは思ってなかったんです。iKONの活動をしながら制作していたので、ずっとメンバーたちと一緒にいるじゃないですか。毎日DKさんの声を聴いていたから、自然とDKさんの声に合う曲になっちゃって。無意識の意識というか……。これはもう、歌ってもらうしかないってことに(笑)。DKさんの声にKATIEさんの声が交わったらもっとステキな曲になると思って、2人に参加してもらいました。
―ちょっと浮遊感のある不思議な曲に、DKさんとKATIEさんの声がすごく合ってますね。
はい、この曲は僕が歌うより、DKさんの綺麗な声が乗った方が絶対にいいと思ったし、DKさんも自分の声に合う曲だと思ってくれているみたい。DKさんはすごくリズム感があって、綺麗だけど優しい声、でも弱くないんです。そういうボーカリストだと思います。僕もDKさんも、仕上がりに大満足しています。
―ソロアルバムを作っているとき、iKONメンバーにアドバイスを求めたりするのですか?
完成作を聴いて意見を求めるっていうより、作っている途中に意見をもらうことが多いですね。特に、JAYさんが冷静にアドバイスしてくれるんです。「このメロディーは、ここではちょっと違うんじゃない?」とか、「これは丁度いいね」とか。
―BOBBYさん自身は、アルバムの中で一番好きな曲に『FIREWORK』を挙げていましたが、どういうところが気に入っているのですか。
ビートがロマンチックだけど強い部分もあって。メロディーラインも僕の好きな感じなんです。
―自分で歌う曲を自分が作るっていうのは、歌いやすいってことですよね。
そうです、そうなんです。だから、これからも機会があれば、またやってみたいと思っています。
―ラッパー、シンガー、ソングライター、プロデューサー、アイドル、アーティスト、BOBBYさんにはたくさんの肩書がありますね。
そうですね。でも、僕が今一番大事だと思っているのはiKONなので、職業が何かと聞かれたらiKONのラッパーだと答えます。
―では、21歳の青年、キム・ジウォン(BOBBYの本名)はどんな男の子?
幸せになりたい子。寝ることが大好きで、お父さんとお母さんに会いたい、そんな21歳の普通の男の子です(笑)。